胃ろうについて
About PEG
胃ろうの種類Type
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使っているカテーテルがどのタイプのものかを知ることは重要です。またそれぞれに特徴があるので、もし使い勝手が悪いようなら次回の交換の時に違うタイプのものに交換することも可能なので主治医の先生と相談しましょう。
それぞれの特徴を表に示しています。
PEGのカテーテルの特徴
ボタン型 バンパー |
ボタン型 バルーン |
チューブ型 バンパー |
チューブ型 バルーン |
|
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外観 | ◎ | ◎ | △ | △ |
抜去(破裂)の危険性 | 少ない | やや少ない | やや少ない | やや高い |
耐久性 | ある | 劣る | ある | 劣る |
交換時の苦痛 | ある | 少ない | ある | 少ない |
交換手段 | 難しい | 簡単 | 難しい | 簡単 |
交換の頻度 | 4~6ヶ月 | 1ヶ月 | 4~6ヶ月 | 1ヶ月 |
接続のしやすさ | しにくい | しにくい | 簡単 | 簡単 |
製品の取り扱い方法については、必ず製品の添付文書をご確認下さい。
ボタン型は見た目にも目立ちにくく手で引っ張りにくいので事故抜去が少ないという利点がありますが、接続部が細くなっているため半固形化栄養剤などの注入には大きな力が必要になります。チューブ型は太いので入れるときの抵抗が少なく詰まりにくいという特徴があります。胃内部ストッパーにはバルーン型とバンパー型があります。
バルーン型は蒸留水でふくらませて胃壁に固定しています。一般的には約1週間に1回ほどの固定水の確認を必要とします。交換時の痛みも少なくて患者さんにとっては使いやすいのですが、バンパー型に比べて長期留置に不向きという欠点もあります。
逆にバンパー型は抜けにくいのですが交換時にストッパーの形を変形させて引き抜いたり押し込んだりするので痛みや出血を伴うことがあるので注意が必要です。